端くれ作家の草稿

書きなぐりの草稿を、そのままブログにしてみた。

IAEAは。。

2011-05-27 02:15:27 | 日記
これから本当に注意すべき時期に入るというのに、
あまりに中途半端ではないか。。。

■IAEA要請終了で、放射性物質拡散予測を中止
(読売新聞 - 05月25日 12:28)


そもそも、IAEAとは何なのか。
日本にも「原子力保安委員会」とか、「安全協会」とか、
いかにも優し気なネーミングの組織は多々ありますが、
そもそも、そういう組織は、
原子力推進派によって結成されたものばかり。
従って、民衆の立場を重視して采配を揮う組織じゃないのです。

これは結構有名な話ですが、
チェルノブイリ付近の被曝地域において、
甲状腺ガンや白血病の発症率が急増したことについて、
「原発事故を知った上での心因性のガンである」
とIAEAは発表しました。

これに対し、地元の医者は怒る怒る。

「心因性!?
 では何故、原発何足るかを知らない2歳児がガンを発症させるのだ!?」

多くの幼児がガンを発症しているのに、
「心因性」とは無理があり過ぎる。


IAEAとは、そういう組織なのです。


今回の報道。
■IAEA要請終了で、放射性物質拡散予測を中止
この報道を読んで、少なくとも僕は感じました。
「そろそろ洒落にならないところまできている」と。


当初9ヶ月で処理すると言った放射能汚染の問題ですが、
これは10~20年は軽くかかりそうですね。
その間に毎日出す放射性物質の量たるや、
恐らくは、もう1~2年もすれば、
チェルノブイリを超えることでしょう。


特に最も深刻に考えるべきは、子供のことなのです。

大人たちは、会社の都合やせっかく購入したマイホームのために、
汚染区域(東京も完全に入っていますよ)からの脱出を考えていないようですが、
それは大人の都合。もっと言えば、社会システムが作った幻に過ぎません。

子供にしてみれば、これこそ迷惑。
命に関わる問題ですから。

鈍感な大人と違って、子供たちは身体も敏感なのです。
これも皆さんご存知かとは思いますが、
ヨウ素による甲状腺がんのほとんどは子供に発症するといいます。

あと数年して、ご自分の子供がガンにかかり、
その時になって、「国はどうしてくれるんだ!?」
と泣いても後の祭り。

国は何もしてくれません。
それよりも、その子供のガンが、果たして原発の影響によるものなのか、
それとも生活習慣や遺伝によるものなのか、
その因果関係は、決して立証できません。
だから、国は何もしません。

僕からいわせれば、そうなる事をわかっていながら放置し、
取り返しのつかない場面になってようやく、
「国はどうしてくれる!?」とほざいている親の方が能無しです。

これだけの不景気です。
会社を変えるのも大変でしょう。
不動産を手放すのも大変でしょう。
あるいは、環境を変えるのは大変でしょう。

でも、考えるなら今のうちです。
あと数年したら、取り返しがつかないことになりかねませんから。


子供が消えたら、日本も消えます。



今回は直情的な内容になってしまいましたが、
毎日の報道を見るうちに、完全に堪忍袋の緒が切れました。

ご不快な思いをされた方がいらっしゃる場合には、
この場をお借りしてお詫び申し上げます。

しかし、この国の政府、この国のマスコミ、
この国のあらゆる機関、そして、この国の「考ない親」たち。
俺には許せん。

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